GooglePlayストアやAppStoreで有名な無料VPNアプリ「VPN Master-Free·unblock·proxy」が危険なアプリである理由を紹介します。
※あくまでも、事実に基づき調査した結果です。
1.プライバシーポリシーへのリンクが無効
プライバシーポリシーへというものをご存じですか。
プライバシーポリシとは、アプリを通して開発者が入手した個人情報をどのように扱うかということを規定する文書のことを言います。
利用規約と同じようなものです。
アプリ開発者は、この規約に基づいてユーザーから入手した情報を閲覧・保有することができます。
しかし、GooglePlayストアからプライバシーポリシーの記載されているページにアクセスすると、アクセスが拒否されます。
つまり、私たちはプライバシーポリシーを見ることができないのです。
裏を返せば、私たちがアプリによって取得された情報はすべて開発者が閲覧・保有することができるということになります。
2.アプリによって取得される情報が多すぎる
アプリをインストール際に、そのアプリが必要としている権限への同意が求められます。
通常のアプリですと、そのアプリが動作するために必要な権限のみへの要求をします。
VPNアプリであれば、「アプリ内購入」と「ネットワーク通信」のみの権限で十分なはずです。
しかし、「VPN Master-Free·unblock·proxy」ではとても多くの権限を要求しています。
<VPN Master が要求する権限一覧>
- アプリ内購入
- 端末とアプリの履歴
- ID(アカウントとプロファイルデータ)
- 画像/メディア/ファイル
- Wi-Fi接続情報
- 端末IDと通話情報(電話番号や通話相手の電話番号)
- データの送受信
以上の権限を要求しています。
アプリをインストールする際には、絶対にこれらの権限への同意が必要です。
そのため、このアプリをインストールすることは、開発者があなたのスマホの「電話番号やカメラで撮影した画像や動画など様々なファイル」にアクセスすることに同意したことになります。
この事実は非常に危険なことです。
3.どの情報を送受信しているかわからない
先に挙げたような個人情報をアプリが送信している場合、ネットワークの通信を監視すれば簡単にわかります。
しかし、「VPN Master-Free·unblock·proxy」はネットワークの通信をすべて暗号化しています。
VPNとはそういう物です。
つまり、「VPN Master」 がいったいどんな情報を送信していたとしても、私たちが知ることはできないということです。
知らず知らずのうちに、あなたのスマホの中にある様々なデータが送信されている可能性もあります。
以上のような危険性が「VPN Master」には存在しています。
あくまでも事実に基づき、管理人が推測した結果ではありますが、使用の際には十分検討してからのご使用をおすすめします。