今回は、「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」とは一体、何なのか? という疑問に答えていきます。
「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」とは?
簡単に言うと、多国間協定です。
「TPP」や「日米安全保障条約」と同じようなものです。
それぞれの条約・協定には目的があります。
TPPであれば、「関税を無くして自由に貿易しましょうね」という目的です。
日米安全保障条約であれば、「お互いに平和を守っていきましょうね」という目的です。
では、「5-Eyes」などの協定はどういった目的なのでしょうか?
※「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」と書くと長いので、以下「5-Eyesなど」とします。
「5-Eyes」などの協定の目的は?
「5-Eyes」などの協定はどういった目的で制定されたのでしょうか。
サイバー攻撃やサイバーテロ・その他犯罪・テロなどがあった際に、お互いにインターネット上の情報を共有することを可能にするということが目的です。
この協定が決まる以前の警察などの捜査を考えてみましょう。
例えば、アメリカで運営されている掲示板に、東京駅での犯罪予告があったとします。
その際に、日本の警察は日本政府の許可をもらい、アメリカ大使館に文書を送信。
そして、アメリカがその掲示板を捜査し、その結果をまた国を経由して文書で送られてくるという流れが一般的でした。
しかし、この方法では、その掲示板の書き込みをした人物の特定までに途方もない時間がかかってしまいます。
この犯罪予告が「明日の朝9時に~~をする」といったものだとしたら、どうなるでしょうか。
おそらく、犯人がわかる前に犯罪が実行されてしまうでしょう。
しかし、「5-Eyes」制定後であれば、速やかに他国の捜査当局と連絡を行い、とてもはやく犯人を特定することが可能です。
以上のような目的で、「5-Eyes」などの多国間協定は制定されました。
数字の違いは何?
「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」とそれぞれの「Eyes」の前に付く数字が意味しているものは何でしょうか?
それは、加盟している国の数です。
「5-Eyes」であれば、5ヶ国。
「9-Eyes」であれば、9ヶ国。というぐあいです。
それぞれの加盟国は?
「5-Eyes」加盟国
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
「9-Eyes」加盟国
- 「5-Eyes」加盟国
- ニュージーランド
- フランス
- ノルウェー
- デンマーク
「14-Eyes」加盟国
- 「9-Eyes」加盟国
- スウェーデン
- ベルギー
- イタリア
- ドイツ
- スペイン
「41-Eys」加盟国
- 「14-Eyes」加盟国
- オーストリア
- チェコ
- スイス
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- 日本
- ルクセンブルク
- オランダ
- ポーランド
- ポルトガル
- 韓国
以上がそれぞれの加盟国となっています。
最後になりますが、VPNを選ぶ際にはこれらの国以外で運営されているVPNを利用することが重要です。
NordVPNというVPNはパナマで運営されており、これらの協定からは除かれるので、VPNを利用する際は、NordVPNをおすすめします。
いかに紹介記事をのせておきますので、参考にされてください。
NordVPNの特徴と評判はいかに?料金も!日本語で使用する方法!!
NordVPNに会員登録する方法。日本人でも簡単に登録できる!?料金も
コメント
今更で恐縮ですが、9-Eyes加盟国と41-Eyes加盟国中にデンマークが2回出てきています。
おそらく41-Eyesの方はスイスでは無いでしょうか。
ご指摘ありがとうございます。
編集いたしました。
9-Eyesと41-Eyesの両方にオランダが出てきています。
あと”加盟している国の数”と説明にありますが、すべてを数えても25の国名しか無いのに41-Eyesと命名されている理由等があったら教えて頂きたいです。
ご連絡ありがとうございます!
オランダの件はこちらの調査ミスが原因でした。
その点はもう少し調べてみます!