匿名ネットシステム「Tor」に関する管理人の勝手な考察~課題と今後の解決策~

この記事の所要時間: 45

今回は、匿名でインターネットを利用できるTorという仕組みについて記事です。

あくまでも、管理人の勝手な考察・意見となります。

この記事に対する意見などありましたら、どんどんお気軽にコメントにお書きください。

1.Torとは

まずは、「Torとは何であるか?」ということを知らない方のために簡単に解説します。

通常のインターネットの利用であれば、あなたのパソコンとホームページを運営しているパソコンと直接接続されることとなります。(実際は色々ありますが、)

しかし、Torという仕組みを用いると世界各国のパソコン(サーバー)を経由して通信を行うことができます。

よく、相棒で「犯人は世界各国を経由していて、この掲示板の書き込み元は判明できません!」のようなことがありますよね。

Torを利用すると、そのようなことができます。

2.Torの問題点

まずは問題点です。

1.ある程度のパソコン知識が必要とされる

Torを利用するだけならば、公式サイトから専用ソフト・アプリをダウンロードするだけです。

しかし、ただダウンロード・インストールしただけでは適切な設定がされていません。

もし、そのまま利用してしまえば、Torの匿名性が失われてしまいます。

2.ブラウザの脆弱性に依存する

インターネットでウェブページを閲覧するときには、ブラウザというソフトを使用します。

FirefoxやChrome、Safariといったソフトがブラウザと呼ばれています。

そういったブラウザには、脆弱性が多く潜んでいる可能性もあります。

毎月、数多くの脆弱性を修正するアップデートが提供されています。

まだ知られていない脆弱性を利用して、Torの匿名性を破ることが可能です。

3.通信内容は簡単にわかる

Torを使えば、「誰が通信しているのか?」ということを隠すことは可能です。

しかし、「どういった通信をしているのか?」ということはバレバレです。

Torには出口サーバーと呼ばれる専用のサーバーが存在します。

そのサーバーの管理者は、すべての通信を閲覧・記憶することが可能です。

もし、そのサーバーを悪意のあるものが運営していれば、あなたの通信内容が流出してしまう可能性もあります。

4.プロバイダにTorの利用がバレバレ

Torは仕組み上、通常のインターネットの利用ではありえないような、通信を行います。

プロバイダ(インターネット回線の管理者)には、「この人はTorを利用している」ということが完全にわかります。

5.情報発信が難しい

Torの理念として、「誰もが匿名性を保ちながら、自由に情報の入手・発信ができる」ことが重視されています。

「Tor上で情報を発信する」=「Tor用サーバーを運用する」には、非常に高度な技術が必要となります。

6.通信速度が利用者数と反比例

「Torの利用者が増えること」は「自分の通信速度が遅くなる」を意味しています。

その結果、Tor利用者はTorの利用方法を他人には教えたがりません。

3.今後の課題と解決策

1.利用方法を単純に

誰もがTorを用いて情報の発信と入手が簡単になるような仕組み作りをする必要があります。

また、初心者向けのガイドラインの整備も必要です。

2.Torの利用がバレない方法

NordVPNなどのVPNでは、「Torを利用している」ということをプロバイダに隠すことは可能です。

しかし、月額料金がかかってきてしまいます。

将来的には、誰もが無料で行えるようにする仕組みを作るべきです。

3.通信内容を完璧に暗号化する

通信の送り手と受け手のみが解読できるような”利便性の高い暗号”が必要です。

確かに現在でも、PGP暗号などを用いれば暗号はできます。

しかし、導入が非常に難しく、初心者にはとっつきにくくなっているのが現状です。

4.最後に

Torについて議論をする際に、問題となるのが「Torが犯罪を助長することとなる」という点です。

Tor上では多くの違法取引が行われています。

それはなぜでしょうか?

私は、「Torの利便性の低さ」が1つの要因となっていると考えています。

Torの匿名性を正当な理由で利用したいジャーナリストなどは、たくさんいます。

しかし、そういった人たちには「Torで必要となる高度な知識」はありません。

悪いのは、ジャーナリストたちではありません。

「Torの利便性の低さ」です。

以上が管理人のTorに対する勝手な考察です。

繰り返しになりますが、どんな意見でも構いませんので、コメントをいただけるとうれしいです。

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