2017年3月9日にリリースされたばかりのVPNアプリ「フリーWiFiプロテクション」の安全性と危険性についての記事です。
また、メリットやデメリットも含めて解説しています。
メリット
1.純日本企業が運営
多くのVPNは海外の企業によって運営されています。
そのため、もしそのVPNが原因で個人情報が流出することや不正決済などがあった際に対応が困難です。
しかし、「フリーWiFiプロテクション」であれば、日本企業であるトレンドマイクロ社が運営しているため、”何かあったとき”に対応がしやすくなっています。
2.通信速度が速い
リリースさらた3月現在、ダウンロード22.90Mbps・アップロード24.29MbpsとVPNの中で、超高速な通信が行えます。
ただ、まだリリースされたばかりで、利用者数が少ないため、「今後どうなっていくか?」 ということが心配ではあります。
3.日本語で利用可能
先ほどの「純日本企業が運営」とかぶる部分ではありますが、アプリ内の言語がすべて”流暢な日本語”になっています。
他のVPNアプリでは、英語のみのアプリもありますので、英語が苦手な方にとってはいいですね!
デメリット
1.情報が収集・記録されている
VPNを利用すれば、通信内容を暗号化できます。
しかし、「フリーWiFiプロテクション」では、暗号化された情報を解読し、「収集・記録」をしています。
あなたが友達に送ったLINEやメール。
オンラインバンキングのIDやパスワードが記録されているかもしれません。
お客様環境においてアクセス可能またはお客様がアクセスしたURL
Webセキュリティ機能があるアプリケーションの場合、お客様がアクセス可能なURL(メール、メッセンジャーアプリ、SNS、ブラウザなどのお客様環境にURLの記述があるものを指します)またはお客様がアクセスしたURLを送信し、Webページの安全性の判定や統計のために利用します。Webページのセキュリティ上の判定は弊社の独自の基準により行われております。当該機能において判定されたWebページのアクセス可否の最終判断につきましては、お客様にてお願いします。なお、当該機能を有効にしたうえで、Webページにアクセスした場合、以下の事象がおこることがありますのでご注意ください。
- お客様がアクセスしたWebページのWebサーバ側の仕様が、お客様が入力した情報等をURLのオプション情報として付加しWebサーバへ送信する仕様の場合、URLのオプション情報にお客様の入力した情報(ID、パスワード等)などを含んだURLが弊社のサーバに送信され、当該Webページのセキュリティチェックが実施されます。
- お客様がアクセスするWebページのセキュリティチェックを実施する仕様になっていることから、お客様がアクセスするWebサーバ側の仕様によっては、URLのオプション情報に含まれる内容により、お客様の最初のリクエストと同様の処理が行われます
2.情報が開示される危険性アリ
海外のVPNアプリでは、「裁判所の正当な命令がない限りは情報の開示はしない」となっています。
しかし、「フリーWiFiプロテクション」では以下のように記載されています。
2.外部送信・第三者提供の有無
弊社は1.に記載した目的を達成する範囲において、弊社の海外子会社、弊社の委託先(国内外を問いません)もしくは製品/サービスの開発または提供元の会社に上述の情報を提供することがあります。また、法令、条例、その他関係当局の要請に基づき情報を開示する場合があります。
解釈しだいでは、”誰がどんな情報を送受したか?”ということを”外部に開示させる権利がある”という意味にもとらえられます。
3.決済方法が限られる
Androidの方は、GooglePlayストア決済。
iPhoneの方は、iTunesストア決済。
以上の決済方法しか選択できませ。
匿名性の高いBitCoinでの決済に対応していません。
この支払い方法では、匿名性が皆無ですね。
他のおすすめVPNは?
以下の記事でまとめていますので、参考にされてください。