今回は、匿名でTorrentを利用する方法を紹介します。
※Torrentの仕組み自体は完全に合法です。Torrentを利用する際は、LINUXのISOなどの合法的な利用をしましょう。
Torrentを匿名で利用するべき理由
Torrentを利用する際は、可能であれば匿名の状態で利用することがおすすめです。
匿名化せずに、Torrentを利用する危険性については下記の記事で紹介していますので、参考にしてください。
Torrentを匿名化する方法
1.プロキシサーバーを利用する
プロキシサーバーというものはご存じでしょうか?
通常、あなたがTorrentを利用する際は、あなたのパソコンとファイルを共有しているパソコンとが直接接続されることになります。
これには、かなりのリスクがあります。
まず初めに、相手にインターネット上の住所であるIPアドレスがわかってしまうということ。
そして、直接接続されているため、ウイルスなどに感染されられてしまう可能性があるということ。
主に、以上の2つのリスクが存在します。
それに対して、プロキシサーバーを利用すると、あなたのパソコンとファイル共有しているパソコンとの間に、一台パソコンを経由することが可能になります。
そうすることで、ファイル共有をしているパソコンとは直接接続されることなく、あなたのIPアドレスも流出しません。
しかし、プロキシサーバーの利用には多くのデメリットがあります。
プロキシサーバーのデメリット
1.運営主体が不明
多くの無料プロキシサーバーは、「誰によって運営されているか?」ということがわかりません。
仕組み上、あなたのインターネット通信をプロキシサーバーの運営車はすべて閲覧・記録することができます。
クレジットーカード番号などが記録されてしまう可能性もあります。
2.超低速通信
プロキシサーバーは、みんなのものです。
そのため、一台のプロキシサーバーに多くの人が接続していると、あなたが利用できる帯域が制限され、非常に低速になってしまいます。
2〜3GBのファイルをダウンロードするのに、丸一日かかってしまうことも珍しくありません。
3.動作が不安定
プロキシサーバーは、非常に動作が不安定です。
24時間の内、3時間も利用できればいい方です。
通常のインターネットの利用であれば、接続が切れた際に自分でつなぎ直せば問題ないです。
しかし、Torrentを利用している際にプロキシサーバーとの接続が切れてしまうと、自動的にプロキシサーバーを経由せずに、通信を行うことがあります。
そうすると、先ほどのようにファイル共有者のパソコンと直接接続され、あなたのIPアドレスも公開されてしまいます。
以上がプロキシサーバーのデメリットです。
もちろん、メリットもあります。何よりも、無料で利用できるということです。
ただ、「タダは何よりも高い」ともいいますけどね。。?
2.VPNを利用する
VPNとは、VirtualPrivateNetworkの略です。
仕組み自体は先ほどのプロキシサーバーと大きくは変わりません。
あなたのパソコンとファイル共有しているパソコンの通信がVPNサーバーというパソコンを経由して、行われることになります。
そうすることで、ファイル共有先のパソコンと直接接続されることを防ぎ、IPアドレス流出の危険性も減らすことが可能です。
また、VPNを利用すれば、以上の内容に加えて、「通信内容を暗号化できる」というのも1つの特徴です。
VPNでTorrentを利用するメリット
1.IPアドレスを完全に隠せる
VPNを利用すれば、あなたのIPアドレスを完全に隠すことが可能です。
ファイル共有先のパソコンには、VPNサーバーが保有しているIPアドレスしか知ることが出来ません。
2.運営主体が明確
VPNはビジネスとして運営されています。
ExpressVPNは、香港のこの会社!
NordVPNは、パナマのこの会社!
といったように、「誰が運営しているのか」ということを明確に知ることができます。
また、サポート窓口も用意されているため、利用方法を問い合わせることも可能です。
3.動作が安定
VPNを利用すると非常に安定したインターネット通信が可能です。
NordVPNであれば、100台程度。
ExpressVPNであれば、80台程度。
とこれだけ多くのVPNサーバーが運営されています。
そのため、1つのサーバーに利用者が集中し、自分の利用可能帯域が制限されることもありません。
また、多くのVPNでは「キルスイッチ」という機能が搭載されています。
「キルスイッチ」とは、「万が一VPNとの接続が切断された際に自動的にネットワークを遮断する機能」のことです。
そのため、「気付かないうちに生IPでTorrentを利用していた」ということもありません。
4.通信が暗号化される
プロキシサーバーを利用すれば、IPアドレスをファイル共有先のパソコンに知られることを防げます。
しかし、ネットワークプロバイダー(フレッツ光やソフトバンクのこと)は「あなたが何のファイルを共有しているか?」ということが筒抜けです。
VPNを利用すれば、あなたのパソコンとVPNサーバー間の通信は軍事レベルの強度を持つ暗号化方式で、暗号化されます。
そのため、そういった情報を第三者に知られることも防げます。
5.利用方法が簡単
VPNを利用する際は、専用ソフトを利用することになります。
そういった専用ソフトは、そのVPNのために最適化されています。
また、インターネットの詳しい知識がなくても、VPNに接続し、Torrentの利用を匿名化することが可能になっています。
以上がTorrentの匿名化にVPNを利用するメリットです。
逆にVPNを利用するデメリットもあります。
それは、有料であるということです。
1ヶ月契約ですと、およそ500円/月 程度の料金を支払う必要があります。
しかし、年間契約にすることで、200円/月 程度に抑えることも可能です。
これらの方法を利用すれば、Torrentを匿名かつIPアドレスがわからない状態で利用可能です。
結論
以上のようにTorrentを匿名で利用するには、プロキシサーバーかVPNを用いる必要があります。
プロキシサーバーは無料で利用可能ですが、多くの危険性があります。
その点、VPNは有料ではありますが、危険性も少なく、初心者でも簡単にIPアドレスを隠してTorrentを利用できます。
当サイトでは、Torrentに適したVPNを下記の記事で紹介しています。
ぜひ、参考にしてください!!
コメント
VPNとは、VirtualNetworkServiceの略です。
ってなんだよ。
コメントありがとうございます。
訂正いたしました!