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多くのVPNで採用されている機能「キルスイッチ」について解説します。
キルスイッチとは?
もともとは、原子力発電所などで緊急事態が発生した際に強制的に発電をストップさせるためのボタンでした。
私たちが電車のホームで見かける「列車非常停止ボタン」もキルスイッチの一種です。
VPNにおけるキルスイッチとは、意図せずVPNサーバーとの接続が切断されたときに自動的にインターネット回線を切断、キルするための機能です。
キルスイッチは必要なのか?
VPNに何を求めているかによって、キルスイッチの必要性は変わってきます。
ただ動画サイトを閲覧するためだけの人にはキルスイッチを設定する必要はありません。
しかし、IPアドレスを隠し匿名性を高めようとしている方や公衆無線LANを利用していて、通信を暗号化したい人には必須の機能となっています。
キルスイッチを設定しなかったら?
VPNサーバーとの接続が切断された際に、パソコンは自動的にインターネット回線を回復させようとします。
そのため、自動的に生のIPアドレスで暗号化をせず、通信を行うことになります。
一瞬でも生IPアドレスで通信を行えば、完全に匿名性はゼロになります。
また、VPNサーバーとの切断にすぐに気づかないこともあり、長い時間にわたって暗号化せずにインターネットを利用することになってしまうかもしれません。
そうすると、盗聴のリスクやマルウェア混入・ウェブサイト改ざんのリスクが高まります。
キルスイッチ搭載のVPNは?
VPN情報局で紹介している以下のVPNでは、キルスイッチが搭載されています。
・NordVPN
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