今回は、VPNを利用したらメールが利用できなくなったり、TwitterなどのSNSのアカウントがロックされたときの原因とその対処方法について解説します。
VPNで利用できなくなった原因
1.地域ロック
多くのネットワークサービスは、毎日のように不正ログインやサイバー攻撃の被害を受けています。
インターネット上に国境は存在しないため、日本人が所有しているアカウントに対して中国などのほかの国から不正ログインがおこなわれることがあります。
そういったことを防ぐために、日本人のアカウントは日本からしかログインできないように設定されています。
また、ログインができても、自動的にアカウント所有者のメールアドレスに警告のメールを送るように設定されています。
あなたがVPNを利用して、海外のVPNサーバーを利用すると、「何者かが海外から日本のアカウントにログインをした」というように認識されてしまいます。
そのため、アカウントがロックされ、メールの送受信ができなくなるのです。
2.いつもとアクセスと違う
サービス全体に地域ロックがかけられていなくてもアカウントがロックされることがあります。
いつも、日本の石川県からアクセスしている人が急に東京からアクセスを行ったら不審に思いますよね。
こういったことをシステムが自動で検知して、アカウントをロックしているのです。
3.すでにそのIPアドレスから不正アクセスを受けている
VPNは仕組み上、一つのIPアドレスを多くの人と共有しています。
そのため、IPアドレスはインターネット上の住所のようなものです。
IPアドレスから何がわかるのか?IPアドレスを知られる危険性と仕組み
通常であれば、1人に対して1つのIPアドレスしか結びつけられていません。
しかし、VPNを利用すると、何十人という人に対して1つのIPアドレスが対応するようになります。
あなたではない別の人がそのVPNサーバーを利用して、SNSなどに不正アクセスを行ったことがあるとしましょう。
そうすると、そのSNSはそのVPNサーバーが利用しているIPアドレスを「危険なIPアドレス」としてマークするでしょう。
そして、SNSは、その「危険なIPアドレス」としてマークされたIPアドレスからのログインをすべてブロックするように設定します。
結果、あなたのVPN経由のログインがブロックされることになるのです。
4.同時に何人もアクセスしている
通常であれば、先ほども述べたとおり、1つのIPアドレスを1人の人が利用しているのが原則です。
しかし、VPNを利用すると、1つのIPアドレスを多くの人で共有することになるのです。
TwitterなどのSNSに、1つのIPアドレスから大量のアカウントにログインされたら、システム側はどのように考えるでしょうか?
SNSは、その通信を不審なアクセスと判断するでしょう。
そうるすることで、アカウントがロックされるのです。
アカウントがロックされた対処方法
1.地域ロック・いつもと違うアクセスが原因のときの対処方法
あなたがいつも日本からアクセスをしているのあれば、日本のVPNサーバーを利用して、SNSやメールを利用してください。
VPN情報局で紹介しているNordVPNやExpressVPNでは、日本国内でVPNで運営されているVNサーバーもあるため、そちらをおすすめします。
以下の記事でランキング形式で紹介しています。
【2018年版】有料VPNランキング!!日本語対応で紹介中!おすすめはコレだ
2.そのIPアドレスがブロックされてるとき
VPNサーバーを変更すれば、IPアドレスも自動的に変更されます。
何個か別のVPNサーバーと接続したうえでSNSにアクセスしてみましょう。
3.同時に何人もアクセスしている
同時に何人もの人がアクセスしているときは、特別なVPNサーバーを利用する必要があります。
専用サーバーと呼ばれ、そのサーバーを利用すると、1つのIPアドレスを1人の人だけが専用で利用できるようになります。
専用サーバーが提供されているVPNはNordVPNだけですので、そのサーバーを利用したい場合はNordVPNの利用がおすすめです。