今回は、NordVPNのすごい特徴を紹介します。
NordVPNは他のVPNより優れている点が数多く存在します。
1.パナマで運営されている
多くのVPNはアメリカやカナダ・イギリスなどの先進国で運営されています。
そのような先進国では、高速かつ安定したネット回線が提供されているため、VPNサービスの運営にとっては好都合なのです。
しかし、ここには大きなデメリットが存在します。
先進国同士で、「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」と呼ばれる多国間協定を結んでいます。
これらの多国間協定では、サイバー犯罪・サイバーテロの捜査への情報提供が約束されています。
また、この多国間協定を理由としてスパイ活動が行われているという考えも存在します。
つまり、この協定に加盟している国同士で運営されているサーバーの情報が欲しくなった際は、お互いに情報を共有しあうことができるます。
詳しくは、
「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」とは何?スパイ活動のための秘密協定なのか?
話を戻しますが、VPNを選ぶ際にそのVPNがどの国で運営されているかということが重要になります。
NordVPNは、パナマという国で運営されています。
2016年にパナマ文書などで有名になった国です。
この国では、企業のプライバシーに重点が行われています。
そのため、むやみに国家が介入することもないでしょう。
また、先ほど述べた多国間協定にも加盟していないため、他の国がパナマと協力することが難しくなっています。
つまり、もしNordVPNがログを保持していたとしても、そのログを入手することは非常に難しいということです。
2.完全なるログ保持禁止規約
NordVPNが保持する情報は、利用者のメールアドレスだけです。
ログインの際に使用する情報ですので、これは致し方ない情報です。
他のVPNの公式ページにはよく「some connection logs」や「user date」などと記載されています。
日本語で訳すと「いくらかの接続記録」・「使用日付」という意味です。
この「いくらかの接続記録」という言葉は非常に曖昧です。
以前、あるVPNがホームページには「keep no logs」(ログを一切保持しない)と記載しながらも、ある国の捜査に協力し、ログを提供したということがありました。
※ちなみにそのVPNは米国で運営されていました。
しかし、NordVPNはどの情報をどれくらいの期間、保管しているかということを明確にしているため、安心して利用することができます。
3.「Tor Over VPN」に対応
みなさんは、Torという仕組みをご存じでしょうか。
簡単に言うと、この仕組みを利用するとネットワーク上での通信を暗号化し、個人の特定を不可能にします。
詳しくは下記の記事で紹介しています。
NordVPNでは、自動的にTorに接続するVPNサーバーを保有しています。
このサーバーを理由すると、どういった通信を誰が行ったということを特定することが技術的に不可能になります。
この仕組みを採用しているVPNは、大手ではNordVPNぐらいしかありません。
公式ページ:サーバー一覧とTor Over VPN対応サーバー
4.BitCoinでの支払いに対応
VPNと契約する際に、最も匿名性の高い支払い方法はBitCoinです。
クレジットカードやPayPalで契約をした場合、その支払い情報から利用者の住所などの個人情報を特定することが可能です。
また、クレジットカードで支払いをする場合、必ず住所と名前を入力する必要があるため、NordVPNに自分の個人情報を教えることになります。
しかし、BitCoinで支払いをすれば、支払い情報から個人情報を特定することは不可能になります。
可能な限り匿名性を向上させるために、BitCoinでの支払いをおすすめします。
5.ダブルVPNに対応
通常、VPNを使用してインターネットを利用するときには、一つのVPNだけを経由することにおります。
NordVPNでは、「double VPN」という仕組みを取り入れており、同時に2つのVPNを経由してインターネットにアクセスすることが可能です。
ダブルVPNを使用すれば、あなたの通信は二重で暗号化されることになります。
万が一、ハッカーに片方の暗号が解読されたとしても、通信情報が傍受される心配はありません。
また、複数国のサーバーを経由するため、悪意のある者がスパイ活動などを行う際の障壁にもなります。
ただ欠点として、ネットワーク速度が遅くなる場合があります。
そのため、重要な通信を行う際は「ダブルVPN」を利用して、動画サイトの利用などの通信速度重視の場合は通常のVPNを利用するなどして、使い分けることをおすすめします。
6.VPNサーバーの台数が多い
2018年2月末現在、NordVPNは3344台・60カ国でVPNサーバーを運営しています。
2018年9月末現在、NordVPNは4944台・62カ国でVPNサーバーを運営しています。
そのため、1つのサーバーにアクセスが集中して、回線速度が遅くなることや接続が不安定になることもありません。
7.CyberSecを搭載
CyberSecというNordVPNという独自機能を搭載しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
NordVPNの新機能「CyberSec」がすごい!!その機能を解説!
かなり特徴的な機能となっています。
この機能を利用すると、広告が自動的にブロックされます。
また、悪意のあるマルウェアなどもブロックされます。
8.スマホアプリが使いやすい
NordVPNのスマホアプリは非常にわかりやすいです。
公式サイトからダウンロード後、インストールして、ログインするだけで簡単に利用可能です。
また、Androidであれば、通知のところから回線速度などが確認できます。
どこの国のサーバーを利用するべきかわからない人のために、「QuickConnect」という接続方法があり、自動的に利用者に最適なサーバーを選んで接続してもらえます。
以上がNordVPNの優れている特徴です。
NordVPNの会員登録がお済みでない方は、以下の記事で誰にでもわかるように解説してありますので、ご参考にしてください。
【2018年版】NordVPNに会員登録する方法!!日本語でやさしく説明~!【画像】
また、下の「関連記事」も合わせて、ご覧ください。
コメント
以前、あるVPNがホームページには「keep no logs」(ログを一切保持しない)と記載しながらも、ある国の捜査に協力し、ログを提供したということがありました。
↑こんなことしているのであれば安全といえるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
信頼できるVPNを使うことが大切です。
このサイトを見てnordvpn使用しているのですがipアドレスが少ないため結構ブロックされたりします。何とかならないでしょうか?
VPN 情報局にコメントありがとうございます。
NordVPNでは、3360個のIPアドレスを保有しています。
それでも、足りないですか?
以前、あるVPNがホームページには「keep no logs」(ログを一切保持しない)と記載しながらも、ある国の捜査に協力し、ログを提供したということがありました。
※ちなみにそのVPNは米国で運営されていました。
どこのVPNですか?できれば教えてもらいたいです
VPN情報局にコメントありがとうございます。
以下の記事で紹介していますので、参考にされてください。
HotspotShieldの安全性を徹底検証!本当は危険だった。使用厳禁!?
初めまして。
素晴らし情報をありがとうございます。
海外在住のため、一部日本のコンテンツを観ることが出来ません。
こちらのサイトを拝見しこれは良いと思いNordVPN(3年)に申し込みました。
支払いも完了しインストールも完了致しました。
早速楽しみにしていた日本のコンテンツを観ようと試してみましたが、GYAO!、AmazonプライムVideoなど、VPNを使用しているため視聴不可とのメッセージで観ることが出来ませんでした。
ブラウザベースやiOSのアプリベースで試してみましたがいずれもVPNの恩恵を受けることが叶わずでした。
やはりVPNを使用しても日本の映像コンテンツを観ることは出来ないものなのでしょうか。
逆に何か方法をご存じでしたら教えて頂ければ幸いです。
これからも素晴らしい情報を楽しみにしています。
VPN情報局にコメントありがとうございます
NordVPNに接続後、日本のVPNサーバーに接続したでしょうか?
お返事ありがとうございます。
はい、当然ながら日本のVPNサーバーに接続致しました。
他の方は普通にご覧になれているものなのでしょうか。
何か良い手立てか、視聴が出来るVPNサービスがあればと思っています。
こちらのサイトとコメント欄があることに感謝しています。
情報感謝いたします。
たしかに、日本のVPNサーバーを利用しても、AmazonPrimeVideoは利用できないことが確認できました。
現状、やはりVPNですとVPNを利用しているということがAmazon側に筒抜けのため、AmazonによりそのIPアドレスがブロックされてしまいます。
お力になれず大変申し訳ございません。
管理人様
お忙しいところお返事ありがとうございました。
お調べくださって感謝しております。
VPNとひとことで言っても思うような利用が叶わないものなのですね(当然のことなのかも知れませんが)。
今後も良いサービスや方法などの情報を楽しみにしております。
この度はありがとうございました。
こちらで紹介されているVyprVPNは、Chameleonと言う独自の規制回避用のプロトコルを
用意していますので対応できるかも知れません、プレミアムプランでないと利用できない
ようですが、一度試してみてはいかがでしょうか?
日本のサイトなんですが、一般のvpnで国外IP経由では日本以外のアクセスをブロックして閲覧できません。そこでNordVPNを使って最終的に日本のサイトを閲覧する事は可能でしょうか?
日本のIP(日本のプロバイダ)
⬇
NordVPNを使って国外IP
⬇
NordVPNの日本のIPで日本のサイトへアクセス
最終的に日本のIPでも経由途中で国外IPだと認識されてブロックされますか?
NordVPNの日本のIPアドレスを利用すれば、国内のIPアドレスと認識されるため、アクセス可能です。
ただ、一部のサイトの場合、VPNのIPアドレスを記録しており、アクセスができない場合もございます。
初めまして。
当VPNに関する質問ではありませんが
>以前、あるVPNがホームページには「keep no logs」(ログを一切保持しない)と記載しながらも、ある国の捜査に協力し、ログを提供したということがありました。
とのことですけど、これは何というVPNなのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
コメントありがとうございます。
こちらの記事で解説しております。
通知・同意なしにサーバーを押収?実例を紹介!【コメント返信】
また、HotspotShieldは、ログを保存しており、その情報を警察機関に提供したこともありました。
以前こちらのサイトの記事を見て、AppleIDにサインインすると“勝手な通信”が行われるのではないかと思いAppleIDなしでMacbookを使っています。
Windowsは少なくともローカルアカウントにログインしなければpcを使うことができません。つまり、“勝手な通信”は避けられないです。
従ってMacbookを使っています。
しかし、AppleIDなしでは「AppStoreからダウンロード」と表示のあるNordVPNのアプリをダウンロードすることはできませんでした(PIAはダウンロード出来そうです)。
アプリなしでNordVPNを使うことはできませんか。また、NordVPNと同じくらい匿名性のあるVPNはないでしょうか。
確かに、ダウンロードにはAppleIDでログインして、AppStoreからインターネットする必要はありますね。
OpenVPNを利用してNordVPNを利用する分には、AppStoreからインターネットする必要はありません。
https://downloads.nordcdn.com/apps/macos/generic/NordVPN-OpenVPN/latest/NordVPN.pkg
こちらのURLから、Mac向けのOpenVPNのクライアントソフトをダウンロードすることができます。
NordVPNのopenVPNを設定することは簡単なのでしょうか。
また、アプリ版NordVPNと同じ性能を持っているのでしょうか。
初心者なので全然わからなくてすみません…
Linuxなどの環境やコマンドラインからVPNを制御したい場合を除いて、基本的にopenvpnを利用するメリットはありません。
基本的には、同じような性能を持っていますが、いくつか問題点もあります。
あらかじめopenvpnのファイルをダウンロードする必要があり、接続時に接続先のサーバーを選択することができません
また、Cybersecなどの広告をブロックする機能も利用できません。
他にも、OpenVPNへのログイン情報を暗号化しないで送信するため、セキュリティ面での問題もあります。
基本的には、アプリ版のNordVPNを利用することをおすすめします。
何度もすみません。
Windowsはローカルアカウントにサインインしなければ使えませんよね。
サインインするということは通信を行っていますよね。
つまり、ログ保存されているはずですよね。
これはファイアウォールを利用したり既存ブラウザをTorにすることで防げるのでしょうか。
何でも聞いてください!笑
ローカルアカウントは、Microsoftアカウント(オンライン)に紐付けられていないアカウントのことをしめします。
そういったアカウントであれば、オンラインに依存せずにログインすることができます。
つまり、ローカルアカウントにサインインする際は通信を行っていません。(正確には、OSに関する通信は行ってはいるでしょう)
ファイアウォールを利用してりしても、完全に通信をブロックすることは難しいかも知れません。
ただ、何よりもアカウントに紐付けられているような通信を行わないことが大切です。
ありがとうございます!!