今回は、MacにおすすめのVPNをランキング形式で紹介します。
このランキングで重視しているポイント
1.専用ソフトが用意されている
Macは、Windowsパソコンに比べるとシェアが劣るため、VPNのサービスによっては専用のソフトウェアが用意されていない場合があります。
そういった場合、OpenVPNという専用ソフトをMacの端末からインストール必要があり、パソコンに詳しくない方にとっては設定が難しいことがあります。
また、専用のソフトが用意されていないとそのVPN特有の機能を利用できないこともあります。
2.通信速度
いくらVPNを使うことができても、通信速度が低速であってはまったく使い物になりません。
もちろん、人それぞれ使い方は異なるとは思います。
ただ、通信速度が速ければ速いほど、より快適にインターネットを利用できるようになるのは事実です。
このランキングでは、YouTubeのフルHD動画(1080p)を快適に閲覧できることを条件としています。
3.同時接続数
それぞれのVPNサービスでは、同時接続数が決められています。
同時接続数とは、「1つのアカウントから同時に利用できる端末の数」です。
Macをお使いの方は、スマホもiPhoneを使っている方が多いと思います。
そういった際に、同時接続数が極端に少ないと、iPhoneとMacを同時に利用できなくなってしまうこともあります。
4.iPhoneも利用可能か
先ほどの理由と同様に、iPhoneで利用可能かということも重要ですね。
5.ソフトウェアが日本語対応
ほとんどのサービスは海外の会社によって運営されています。
そのため、専用のソフトウェアが日本語に対応していないこともあります。
そうなると、VPNの利用が難しくなってしまいますので、日本語に対応しているかということも重視しています。
おすすめのVPNランキング
1位 NordVPN
現在、世界中におけるVPNシェアNo.1 となっているVPNサービスです。
私も、Macbook Pro (2015年モデル)でVPNを利用する際は、常にNordVPNを利用しています。
それほど、おすすめできるVPNです。
NordVPNすごいポイント
通信速度がピカイチ
NordVPNの通信速度は、本当に超高速です。
毎日、レビューのためにNordVPNの通信速度を計測するプログラムを利用して計測を行っているのですが、他のVPNサービスの3倍ぐらいの速度は安定してでています。
直近のデータだと、日本の東京サーバーの通信速度は「641.29 Mbps」となっています。
これだけの通信速度があれば、お手持ちのMacからYouTubeの4k動画をストレス無く視聴可能です。
2018年NordVPNのネット回線速度計測結果まとめ!日本サーバーは?
サーバー台数がすごい
2019年6月現在 NordVPNは60国5481台のVPNサーバーを運用しています。
世界中で多くのVPNサーバーが稼働しているため、「海外でMacを開いてVPNを利用したい!」という時にも距離の近いVPNサーバーに接続できます。
また、サーバー台数が多いため、多くの人が1つのサーバーを利用してしまいサーバーが混雑してしまう可能性も少なくなっています。
そのため、安定してVPNを利用できます。
Mac専用ソフトが用意されている
Mac専用のNordVPNのソフトが用意されています。
そのため、難しい知識など一切不要で簡単にNordVPNをMacから利用できます。
長期料金が格安
日本のVPN会社ですと、料金は長期契約だろうと毎月の契約だろうとおよそ月額1000円となっています。
NordVPNには、3年プランという長期プランが用意されておりこのプランですと、最初に一括で支払いをする分毎月300円程度の料金となっています。
これから長い間VPNを利用する予定の方には、とてもおすすめです。
【限定】NordVPNに超お得な3年プランが登場!【77%オフ】【2.99$】
広告やウイルスを徹底ブロック
NordVPNには、「Cybersec」というオリジナルの機能が用意されています。
Cybersecを利用すると、MacのSafariブラウザなどか様々なサイトを閲覧したときに自動的に広告が非表示になります。
また、コンピュータウイルスへの感染の原因となる通信をブロックすることもできます。
この機能を利用すると安全により快適にMacからブラウジングできるようになります。
NordVPNの新機能「CyberSec」がすごい!!その機能を解説!
ログなしポリシーと第三者機関によるチェック
VPNを利用すると、あなたのパソコンと閲覧しているサイトが運営されているパソコンの間にVPNサーバーを経由することになります。
そうすると、理屈上はあなたの通信内容を記録することが可能です。
例えば、何か事件に巻き込まれた際に警察などの機関がVPNに対して通信ログ(履歴)の提出を要求することがあります。
そういった時に、そのVPNがログを保存しているかどうかということが非常に重要となってきます。
無料で利用できるHotspotShiledやVPN Gate などのVPNサービスは一定期間ログを保管しているため、過去にも通信の履歴を警察当局に提出したこともあります。
通知・同意なしにサーバーを押収?実例を紹介!【コメント返信】
しかし、NordVPNは完全にログを保管していません。
第三者の調査機関も「NordVPNはログを保管していない」という証明を行っています。
また、NordVPNはパナマという国で運営されています。
パナマは、EUなどの経済圏にも所属しておらず、独立した国となっています。
そのため、アメリカやEU・日本などの司法の影響も及ばないため、政府などの圧力にされされることもありません。
5-eys というインターネット上での通信開示条約にも加盟していません。
2019年5月にも、ロシア政府からの検閲要求を拒否しています。
「5-Eyes」「9-Eyes」「14-Eyes」「41-Eyes」とは何?スパイ活動のための秘密協定なのか?
NordVPNの残念ポイント
1ヶ月プランがちょっと高い
NordVPNを3年などの長期で契約すると、とても格安の料金で利用可能です。
しかし、1ヶ月プランの場合 月額料金が11.95ドル(日本円で1250円)となっています。
そのため、短期間のみで利用する場合少しお高めになっています。
返金手続きがややこしい
NordVPNを契約したのにうまく使えなかったというとき、NordVPNでは「30日間の返金保証」を利用できます。
この制度を利用すると、支払時に払った金額がすべて返金されます。
ただ、この制度を利用するためには直接サポートに英語で問い合わせる必要があります。
Google翻訳で日本語を変換してメールを送ればできますが、少し面倒に感じる人もいるとおもいます。
2位 ExpressVPN
NordVPNに続いて、VPNのシェアNo.2のVPNサービスです。
私もExpressVPNは、2年間プランの契約をしています。
ExpressVPNのココがすごい
1.通信速度が速い
NordVPNの通信速度ほど速くはありませんが、安定して日本の東京サーバーでは200Mbpsの通信速度がでています。
直近の2019年6月25日のデータですと、318.26Mbpsとなっています。
100Mbpsあれば、通常のインターネットブラウジングであればストレスなく利用できます。
ExpressVPNの通信速度をチェック!東京・韓国・アメリカ・香港サーバーは快適!?SPEEDTESTで確かめてみた!
2.中国の検閲に強い
ExpressVPNは、中国の検閲制度であるグレートファイアーウォールを回避できるようにするために非常に頑張っています。
特に、MacやiPhoneでは、利用できるインターネットの通信方式が制限されているため、検閲制度の回避をするのが難しくなっています。
しかし、ExpressVPNが用意している専用VPNソフトを利用すれば簡単に検閲制度に強い通信方式を利用できるようになります。
3.香港サーバーに力を入れている
中国からVPNを利用する際には、「できるだけ中国から近くて検閲の影響を受けないVPNを利用する」ことが大切です。
香港という中国の都市では、グレートファイアーウォールの影響を受けません。
そのため、中国からVPNを利用するには香港サーバーを選ぶことでより快適なインターネットを利用できるようになります。
ExpressVPNは、香港サーバーにかなり力を入れており、高速な通信ができるようになっています。
4.アジア圏に強い
ExpressVPNのサーバー台数は、3000台以上となっています。
その中でも、香港サーバーは5台。日本サーバーは3台。韓国サーバーは2台設置されています。
インドサーバーは2台。台湾サーバーは3台となっています。
アジア圏での出張が多い人にもおすすめなVPNとなっています。
5.専用ソフトが日本語
もちろん、ExpressVPNのMac専用ソフトは日本語で利用可能です!
公式サイトも、すべてではありませんが、多くは日本語化されているため、英語ができなくてもExpressVPNのセットアップや設定・接続も簡単に行えます。
【2019最新版】ExpressVPN専用Windowsソフトのインストールと使い方を30枚の画像でトンビでもわかるぐらい解説!
6.スプリットトンネル機能搭載
通常、VPNに接続するとそのパソコン内のすべての通信がVPN経由となってしまいます。
ExpressVPNでは、スプリットトンネルという独自の機能が用意されています。
この機能を利用すると、先ほどのようなときにVPNを経由しないで通信を行うアプリを指定することが可能となります。
ExpressVPNのココが残念
1.料金が割高
ExpressVPNの料金プランは以下のようになっています。
「金額の表」
1ヶ月プランの場合、NordVPNと大きな差はありません。
しかし、長期プランは1年プランまでしか用意されておらず、その金額も「8.32ドル/月」となっています。
NordVPNは、3年プランで毎月2.99ドルですから、およそ3倍の金額となっています。
2.ログ保管ポリシーが緩い
ExpressVPNは、イギリス領バージニア諸島で運営されているVPNです。
法律的には、イギリスから独立をしていますが、イギリスやEUの影響がまったくないとは言い切れません。
また、ログポリシーもNordVPNと比べると明確ではなく、第三者機関による調査などもされていません。
3位 PrivateInernetAccess
第3位となっているのは、PrivateInternetAccessです。
価格が安い
何よりも、PrivateInternetAccessは価格が安くなっております。
長期利用の場合は、NordVPNの方が月額2.99ドル。PrivateInternetAccessは月額3.33ドルとっているため、NordVPNの方がお得です。
しかし、1ヶ月契約の場合、NordVPNは月額11.95ドルに対して、PrivateInternetAccessは月額6.95ドルになっています。
そのため短期間の利用においては、PrivateInternetAccessの方がお得に利用することができます。
AppStoreで入手可能
AppStore上からソフトウェアをダウンロード・インストールできます。
そのため、専門知識不要でソフトウェアを設定することができます。
また、AppStoreで公開するためにはAppleからの審査に通っている必要があるため、安心してソフトウェアを利用可能です。
AppStoreでダウンロードしたソフトウェアは、アップデートなども通知してくえるため、常に最新のソフトを利用できます。
4位 Surfshark
Mac向けおすすめVPNランキング第4位となっているVPNは、Surfsharkです。
Surfsharkは、2018年にサービスを開始した新しいVPNです。
特に、匿名性に重点を置いているVPNです。
信頼性が担保されている
Surfsharkは、ログを保持していないと主張していますが、本当にログを保持していないかということを利用者は知ることができません。
しかし、Surfsharkではそれを保証するために「Cure.53」というセキュリティ会社に調査をお願いしています。
その調査レポートを読むと、Surfsharkが一切ログを保持していないことが裏付けられていることがわかります。
令状請求状況を公開
裁判所の令状により、情報開示請求を受けると会社は保持している情報を公開する必要があります。
Surfsharkでは、裁判所から令状を受け取った個数をリアルタイムで公開しています。
2019年9月現在では、0件となっており、一切の情報を公開していないことがわかります。
AppStoreでダウンロード可能
PrivateInternetAccessと同様に、Surfshakの専用ソフトはAppStoreで公開されています。
そのため、簡単にソフトを利用可能です。
価格が安い
Surfsharkの長期利用料金は、超低価格となっております。
2年一括契約プランを利用すると、月1.99ドルでSurfsharkをMacから利用可能です。
以上が2019年現在のMac向けVPNのおすすめランキングとなっています。
多くの人は、NordVPNを利用しておけば問題ないと思います。
NordVPNの会員登録・契約方法は下の記事で紹介していますので、是非とも参考にしてください。