VPNを利用すると、インターネット通信を暗号化することができます。
では、なぜ通信を暗号化する必要があるのでしょうか?
また、どういった通信がVPNを利用することで暗号化されるのでしょうか。
インターネットの構図
まずは、以下の図を見てください。
インターネットを利用すると、上の図のように通信が行われます。
それぞれの①〜③について説明していきます。
①の説明
無線LANでインターネットを利用することが最近では多いと思います。
自宅の無線LANなどであれば、そこま心配する必要はありません。
しかし、カフェなどでWiFiを利用するときは非常に危険です。
WiFiは仕組み上、同じ無線LANを利用しているすべての人があなたの通信をのぞき見することができます。
パスワードを入力する必要のあるWiFiでも、WireSharkというソフトを利用することで簡単に通信を盗聴することができます。
VPNを利用すると、そういった盗聴を完全に防ぐことができるようになります。
無線LANの機能に頼ることなく、通信が暗号化されるため、安全にスタバなどにある公衆無線LANを利用できるようになります。
②の説明
ISPとは、インターネット回線を提供している事業者のことを指します。
スマホなどであれば、ドコモやソフトバンクのことを言います。
パソコン用の固定回線においては、NTTやNuroなどがそれに当たります。
ISP事業者は、通信内容をすべて見ることができます。
政府の要請によっては、通信内容を制限することも可能となっています。
VPNを利用すると、通信を暗号化することができるため、どういった通信をしているのかということがISPにわからなくなります。
③の説明
ISPからWebサイトに直接通信が送られるわけではありません。
私たちの通信内容は、パケットという細かい情報ごとに分けられて、世界中のルーターという装置を経由します。
一部のルーターでは、通信内容をモニタリングしているルーターもあるという話もあります。
通信を暗号化することができるため、そういった通信内容のモニタリングを回避できるようになります。
また、Webサイトから私たち個人の特定を防ぐことも可能となります。
インターネットで通信をするときは、IPアドレスというインターネット上の住所を元に通信を行っております。
インターネット上で、犯罪行為をすると警察などはこのIPアドレスという情報から捜査を行い、犯人の検挙を行っています。
そのため、Webサイトの管理人はそのIPアドレスをログとして記録することが可能です。
VPNを利用することで、このIPアドレスという情報を隠すことが可能です。
以上がVPNを利用することで暗号化されるポイントとその必要性です。
VPN情報局では、おすすめのVPNをランキング形式で紹介しています。
是非とも参考にしてください。