今回は、ノートンセキュアVPNについて紹介をします。
ノートンセキュアVPNとは?
ノートンセキュアVPNとは、有名なマルウェア対策ソフトウェアを開発しているノートンが運営しているVPNサービスです。
詳細情報は?
ノートンセキュアVPNは、公式サイトで特徴などがまとめられていますが、どれも具体的な暗号レベルや利用できるVPNサーバーの情報などが一切記述されていません。
そのため、実際、どういったVPNなのかということがとても不透明です。
NordVPNといった他のVPNサービスの場合、どれくらいのログを保持しているのか?などという情報はプライバシーポリシーに明確に記述されています。
一部、公式ブログには言及がありますが、正確なものではありません。
利用可能なサーバー台数も、ホームページに記載されていません。
とにかく、公式サイトは曖昧な情報が多く、判断が一切できません。
Norton全体のプライバシーポリシーは?
アプリインストール時に、プライバシーポリシーへの同意が促されます。
このプライバシーポリシーは、ノートンセキュアVPN単体のプライバシーポリシーではなく、Nortn製品全般におけるプライバシーポリシーとなっています。
ここには、メールアドレスやIPアドレス・Webサイトからのクッキー・デバイスIDを収集することが記載されています。
この点から考えると、プライバシーに考慮されているとは考えにくいです。
レビュー結果
それでは、実際にノートンセキュアVPNを利用してみましたので、レビューしてみます。
料金設定
まず、料金設定が年間3450円となっています。
これは他のVPNを2年間契約した金額と同じぐらいなので、明確に1年しか使わないことがわかっている場合は、コスパが良いかも知れません。
また、GooglePlayストアからの購入の場合は、7日間の無料体験を利用できるので、通信速度や利便性を確かめることもできます。
サーバーリスト
アプリから、VPNサーバーのリストを取得できました。
- アイルランド
- アメリカ
- イギリス
- イスラエル
- イタリア
- インド
- ウクライナ
- オランダ
- オーストラリア
- オーストリア
- カナダ
- シンガポール
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- チェコ共和国
- デンマーク
- トルコ
- ドイツ
- ニュージーランド
- ノルウェー
- フィンランド
- フランス
- ブラジル
- ベルギー
- ポーランド
- メキシコ
- ルーマニア
- 香港
- 南アフリカ
- 日本
以上の国のVPNサーバーに接続することが可能です。
広告追跡ブロック
また、ノートンセキュアVPNは、広告やインターネット上における追跡をブロックする機能が搭載されています。
実際に、直近1週間で何件のブロックをしたのかが表示されて、わかりやすいですね。
通信測度は?
日本サーバーに接続して、利用してみました。
毎度のSPEEDTESTで計測を行った結果をまとめます。
日本サーバー
PING:10ms, DL : 44.5Mbps, UP : 34.4Mbps
アメリカサーバー
PING:150ms, DL : 55.8Mbps, UP : 22.2Mbps
香港サーバー
PING:91ms, DL : 2.15Mbps, UP : 4.30Mbps
香港以外では、十分な速度になりました!
ただ、GooglePlayストアなど一部の通信が極端に遅くなる現象がありました。
おそらく、広告追跡ブロック機能が頑張って動作しているせいで、極端に通信速度が遅くなるのだと思います。
ストリーミングサービス
ストリーミングサービスは、 ほとんど繋がりませんでした。
もし、ストリーミングサービスのブロック解除を行いたいなら、NetflixVPNしかありません。
ストリーミング向けVPNの決定版「NetflixVPN」が凄すぎた。TVerも見える
以上がノートンセキュアVPNの特徴とレビューでした。
コメント
調査ありがとうございます。
NortonセキュアVPNの記事は少ない為、とても参考になりました。
他にもご要望等ございましたら、なんでもお教えください!