みなさん、お久しぶりです。
今日から、VPN情報局も再始動ということでやっていこうと考えています。
今回は、数あるVPNサービスの中で本当に人気のあるVPNサービスはどこなのか? ということを調査してみました。
調査方法としては、そのVPNサービスの公式ウェブサイトへのアクセス数を1つの指標として調査を行いました。
Alexaランキングというサービスを利用することで、そのサイトがどれぐらいアクセスされていて、世界中におけるランキングも知ることができます。
サイトへのアクセス数=VPNサービス利用者=人気度 と仮定して調査してみました。
調査結果
実際に、調査結果は以下のGoogleスプレッドシートにも記載されております。
それでは実際に1位からランキングを見ていきましょう。
1位 ExpressVPN
もっとも、人気のあるVPNはExpressVPNということがわかりました。
全ウェブサイト中、2685位という結果になりました。
やはり、2009年からサービスを継続してるだけあり、人気がありますね。
また、2020年5月からLightwayという既存のVPNの仕組みに取って代わる新しいVPN接続方式を開発するなど新たな技術やサービスを常に取り入れようとしていますね。
164ロケーション・94ヶ国にサーバーが大量に配置されているため、常に圧倒的な通信速度で安定した通信ができます。
また、以前まではログを所持していないという主張をあまりしていなかったのですが、2019年頃から”ログを保持しない”ということを重要視するようになっています。
特にTrustedServerという仕組みを開発することで、サーバーの電源をシャットダウンすると自動的にすべてのログが消えるようになっています。
PwC audits ExpressVPN servers to confirm essential privacy protections
また、第三者監査法人にソースコードや構成・ログに対する監査も受けています。
そういったプライバシーに積極的に取り組む姿勢が高く評価されており、人気を獲得しています。
2位 NordVPN
2番目に人気のあるVPNは、NordVPNとなりました。
Alexaランキングは、2733位となっており、ExpressVPNとかなりの僅差であることがわかります。
NordVPNは、VPN情報局でももっともおすすめしているVPNとです。
非常にプライバシーに重点を置いており、なおかつ、大量のVPNサーバーで安定した利用が可能なVPNとなっています。
サービス自体がタックスヘイブン(租税回避地)として有名なパナマで運営されており、法律的にもプライバシーが重要視されている国で運営されており安心できます。
どういったログが保存されているかも、明確に公式サイトに記載されています。
サーバー設置台数も、59ヶ国・5535台のVPNサーバーを運営しており、常に安定した利用が可能です。
またNordVPNには、「CyberSec」という機能が搭載されております。
この機能を利用することで、面倒なポップアップ広告をブロックしたり、マルウェアにやる感染行動をVPNサーバー側でブロックすることが可能となっています。
特に、モバイルデバイスの場合、モバイルデータの消費を抑えることができます。
3位 ProtonVPN
第3位となったのは ProtonVPN でした。
Alexaランキングは、7076位となっています。
これは少し意外な結果となりました。
ProtonVPNは、無料プランを用意している珍しいVPNです。
そのため、「ちょっとお試しで利用してみたいな!」というときにも気軽に利用できるVPNとなっています。
「Secure Core(セキュアコア)」というよりプライバシーを強力に守ることのできる機能が用意されています。
VPNサーバーを利用していても、一概に絶対に安全とは言えません。
例えば、VPNサーバー自体がハッカーにより乗っ取られている可能性もあります。
またVPNサーバーが運営されているデータセンターに国の機関等がアクセスして通信をモニタリングしてしまう可能性もありえます。
Secure Core を利用すると、VPNサーバーを2重に利用することが可能となります。
あなたがVPNサーバーに接続すると、まずはProtonVPNが直接管理しており、アイスランド・スイス・スウェーデンといった強力なプライバシーの法律がある国にあるVPNサーバーに接続されます。
そして、そのサーバーを経由して、世界中のVPNサーバーをさらに経由することになります。
そのため、万が一、他国のVPNサーバーが乗っ取られてしまっていたり、国による監視があったとしても、あなたの個人を追跡することはありえません。
また、VPNサーバー間の通信もProtonVPN独自の専用ネットワークを経由するため盗聴のリスクを減らすことができます。
こういった他のVPNサービスではまったく取り入れられていないようなプライバシー強化の仕組みを取り入れていることが人気の高さに表れているのでしょう。
もちろん、PrpotonVPNも厳格なノーログポリシーを持っており、利用者の通信ログが保持されていることはありません。
さらに、TorのサポートがVPNサーバーに組み込まれており、VPN経由でTorへの接続もできます。
ProtonVPNの登録方法を日本語で解説!!まずは、無料体験が最適!12枚のスクショでわかりやすく解説!
4位 Surfshark
次に人気となったVPNは、Surfsharkでした。
Alexaランキングは、9738位となっています。
Surfsharkは、2018年にサービスが始まったまだまだ歴史の浅いVPNとなっています。
サービス開始が最近なこともあり、他のVPNサービスにおいて人気の高い機能をほとんどすべて搭載しているようなイメージです。
また、値段も非常に安く、2年契約であれば月々232円から契約することが可能です。
他のVPNサービスでは、同時に接続可能な台数というのが限定されていることがほとんどですが、Surfsharkはそういった制限はありません。
そのため、1つの契約で何台もの端末をVPNに接続できます。
Surfsharkでは、もちろんログは一切保持されていません。
さらに、NordVPNではCyberSecにあたるような広告ブロック機能も利用可能です。
また、カモフラージュモードという独自の機能もあり、この機能を利用すると、あなたがVPNに接続してWebサイトにアクセスしているということをバレずにVPNを利用できます。
そのため、VPNからの接続をブロックしているようなサービスを利用するときには非常に重宝します。
Surfsharkの設定方法を徹底解説!CleanWeb・Whitelister・Multihopの設定は簡単!?何ができるようになるの!?画像でわかる!
ということで今回は、Alexaランキングから考えるVPNのランキング2020年版を紹介しました。
是非とも、他に「こういったコンテンツが欲しい!」・「これがわからない」ということがあればお気軽にコメントをお寄せください!
コメント
はじめまして。
質問したいのですが、もしインターネットを接続するルーターがハッキングされている状態(ルーターの管理パスワードがバレている状態)でもPCにマルウェアなどが仕込まれていない状態であれば、VPNを使用すれば通信は傍受されないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
仮にルーターがハッキングされていたとしても、VPNに接続していれば、通信内容を攻撃者が観測することはできません。
VPNに接続するとあなたのコンピュータとVPNサーバーとの通信が暗号化されます。
そのため、ルーターを経由する通信はすべて暗号化された通信となります。
仮に攻撃者がルーターをハッキングしていたとしても、その暗号化された通信しか見ることはできません。